ソードワールドRPGリプレイ「黒き竜の封印」

【シーン2:エメスの街】

[ザコとの遭遇]

道中は平穏無事。山賊も虎も隊商も旅行者も遭遇せず。
一週間目の夕刻、ようやくエメスの門をくぐった。

ティシア:さんざん脅された割には拍子抜けですかねぇ。
アンスリウム:一週間の旅程で、誰にも遭遇しないのも、何かが平穏じゃない気がしますが。
GM:(心の声:そのとーりです)

GM:君たちは領主の館or当座の宿を探してぶらつく。
妙に寂れた印象だ。家々は固く窓を閉ざし露天もなく通行人もまばら。
路地裏から子供が顔を出すが、怯えたように隠れてしまう。
アンスリウム:きょろきょろ「……なにこれ? 何かあった?」
ティシア:妙に寂れた街並みに不信感を抱いています、ここはエメスじゃないのだろうか?と。

GM:そんなときだ。
GM:「いたぞ!」「あの娘はどこだ?!」「俺たち“牙の団”をコケにしやがってェ」
ヤサグレた傭兵風の連中だ。
抜き身のブロードソードに鋲付きハードレザー。
話して分かる手合いではなさそうだ。
君たちを取り囲もうと近づいてくる。

GM:傭兵の人数は4人です。雑魚っぽい。
アンスリウム:「なに? あなたたち」>牙の団
ハーモニースノゥ:傭兵団?……
ん〜、この手のは、下手に手出ししないのが一番…
会話(?)はみんなに任せて、とりあえず『眠りの雲』唱える為に集中します〜
まぁ…なに言っても聞く耳無いでしょうけどね…こういう連中は…
ティシア:前面に歩み出て「なにごとですか?」と一声。
距離的に不意打ちを食らわない間合いだったらまだ武器は構えないで居ようと思いますが、至近距離ならば武器に手をかけるだけで。
#鋲付きハードレザーから○斗の拳の雑魚を想像したのは私だけではないと信じたいです(何
GM:あってるあってる(笑)>北●の拳の雑魚
アラン:「何か人違いをしてないかね」
一言いって通り抜けようとするが、囲んだまま攻撃してくるならグレイブの柄で前方のを排除。
(ころころ)達成値12

ハーモニースノゥ:一番冷静そうな人が、一番過激に出たですね〜
GM:「俺たちを知らないってよ?兄弟」「妙な話だぜ、兄弟」
「俺たちはこの街の支配者!最強の傭兵集団“牙の団”よ!」
連中は調子に乗ってズイッと進み出る。
「領主の娘を逃がしたのはオマエラだなァ!?」
「団長が可愛がってたのによォ、ご立腹だぜェ!」
「とりあえず男に用はねぇな、兄弟」「そうだな兄弟」
「「「うらあああああ!!! 死ねぇええええ!!!」」」

で、そこを
アランのグレイブがなぎ払った。
(ころころ)回避8。まとめて吹っ飛んだ(泣)

しかし!
兄弟のピンチをどう察知したのか、ワラワラと武装した傭兵どもが現れる。
「どうした兄弟!」「団長がご立腹だぜ兄弟」「なんだこいつらは兄弟」
「「「兄弟が怪我してる!」」」
「「「おえー! 逃がすな!!」」」

ズドドドドドドドドド!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


最終的に数十人の傭兵団が君たちを追いかけてくる(笑)
ハーモニースノゥが《スリープ・クラウド》で10人ほどを昏倒させて退路確保。

走ること30分。追っ手も逃げ手もゼーハーゼーハーした頃。
「こっちへ!」「隠れなされ!」
やさしい住民が身を隠せる物陰を教えてくれる。

※GMの小部屋
ぶっちゃけイベントです。ファイナルファンタジーとかであるような(ぉ
傭兵は1レベルの「山賊」相当の強さ。
ただし人数はベラボーに多いコトをアピールしてみました。

ハーモニースノゥ:ふぅ…もう少し…穏便に行動…しようよ…
「とりあえず、助かりました、ありがとう」
住民に御礼を言いつつ、事情を聞きたいな…
さっきの連中の言い様だと、
このまま領主様に会って、品物貰うってだけにはいかないようだし…

アンスリウム:走り回ったわりに、なんか元気な様子で
「ありがとう」
「どうなってるの?」
ティシア:同じく事情をききたし。
牙の団、そしてエメスの現状について。

GM:住民は申し訳なさそうに告げる。
「アンタたち、悪い時期に来なさった」
「この街は山賊どもに支配されちまった。“牙の傭兵団”を自称してるヤツらじゃ」

>牙の団 ・半月前、牙の団(てぇか山賊)が夜襲。瞬く間に占領された。
・総勢100名超。
・首領は“狂戦士”ファング。金髪猫背の大男。とにかく強い。なんか不死身っぽい

>エメスの現状
・領主は行方不明。領主の娘セレン(16歳)も捕まった。
・騎士団は詰め所ごと爆破。原因はワカラナイ。
・街にいた隊商、旅行者は軟禁。抵抗した者は翌日骨になっていた。

>領主の娘セレン
 人間/女性/16歳
 長い金髪にエメス石の髪留め。碧眼。(人間基準で)ほっそりした美人。
 控えめな性格で知識神ラーダの信者。

アンスリウム:話をきいて「だいじょうぶ、私たちがなんとかしてあげるよ」
背景で炎が燃えてます。
注:グラスランナーは草原の妖精です・・・たしか。

オランで聞いた、虎というものは知っている模様。
(ぽむ)「あ。きっと、あの人たちが虎飼ってるんだ」
ふつー人殺しただけで骨にはなりません。
「金髪猫背って、なんか虎みたいだしね」

>爆破
「爆破? 魔法使いいるの?」
むしろ奇跡か錬金術っぽいです(ゲーム少し違

アラン:とりあえず、物陰に入って話を聞く。
>牙の団
「狂戦士、とかいう者の噂は聞いたことがあるが、それほど戦力があったとは。。。」
「領家を強襲までしては、いずれは隣領から討伐もありえるだろうが、何故ここまで強硬な手段をとったのだろうか?」
「とにかく、このまま見過ごすことなどできないな。まずは暫く身をおける場所を探すか」

【シーン2の別アングル】

[ファング登場]

#このシーンは住民の情報提供と同時刻の出来事。

冒険者との壮絶な追いかけっこのあと……。

毒づく団員たちに、猫背の大男がうっそり近づく。
虎の皮(ハードレザー相当)に巨大な斧(必要筋力20)を下げている。
腕の立つ戦士の風格がある。
「団長!」「団長だ!」「親分!」
「親分と呼ぶな。“ファング団長”だ」 ボコられる手下A。
ファングは顛末をゲラゲラ笑い飛ばす。
「夜になったら“アイツら”に追わせろ」
「セレン……領主の娘も、冒険者も、エサにしちまえ」
「どこへ隠れても無駄さ。空腹のアイツらは、絶対に獲物を逃がさねぇ」

「……さてテメェラ、手当たり次第、働き手を確保しろ」
「雇い主の御意向でな。発掘作業を倍の早さで進めるらしい」
「わかったか!」
「「「「了解しやした、団長!!!」」」」
「了解しやした、親分!……あ」 ボコられる手下A。