ソードワールドRPGリプレイ「黒き竜の封印」

【シーン1:オープニング】

[平凡な依頼]

GM:オープニングいきます。
冒険者たちは、オランの冒険者の店でさる豪商……オーサー氏(でいいや)から依頼を受けたところです。
相手はふとっちょのメガネ親父っす。

「北方の山脈を抜けた先にエメスの町があるじゃろ?」
(GM注:あるんです)

「わずかな量だがエメス石という貴石を算出していてな。それを使ったネックレスがどうして必要なんじゃ! 急いで品物を受け取ってきてほしい」
(GM注:お遣いです)

「報酬はひとり800ガメルでどうじゃ? 必要経費込み、前金じゃ」
(GM注:豪勢です)

「一人娘の社交界デビューじゃ!妥協はできん!」
(GM注:親バカです)

「山賊が出るとか、人食い虎が出るとかロクでもない噂が飛び交ってるんだが……まぁ危険手当は別途考えよう」
(GM注:山賊?虎?……はっはっは)

GM:その他情報です。
・エメスまで馬と徒歩を併用して1週間ほど。
・オーサー氏は成り上がりの貿易商。冒険者たちにも顔が広く、信頼できる依頼主だ。
・報酬はわりと高め。

GM:「ネックレスは、領主のエッダ殿からいただく予定じゃ」
GM:「ワシの書状を渡せばOKじゃ。よろしく伝えてくれ」とオーサー氏
ハーモニースノゥ:ふぅ…相変わらず人間のする事は理解に苦しむなぁ…
たかだか『集会』のために大金を払ってまで、着飾る意味があるのかな…
彼の手元にある宝石等でも、十分着飾れると思うのに…
と、ぼやきつつも、アラン君辺りが受けたと思われるので、同行中

アラン:「社交界では見目が第一です。デビューを飾り立てるのも親の義務というもの。ましてや、一人娘であれば力も入るというものです」とか貴族出な意見を。
「それに、娘さんも特別な日には特別な御洒落を楽しみたいものでしょう。年頃なんですから」と一人勝手に頷いておく。

ティシア:かく言う自分もお年頃との話ですが、特段に興味はない様子で。ただ、エメス石とはどんなものだろうかとの興味は持ってます。
「素敵そうなネックレスですねぇ。私も見てみたいなぁ〜」

[エメスの名産品]

GM:ここでエメス石について知識チェック。
「セージ+知力ボーナス」目標値は8、12の2段階。

アランが華麗に達成値12オーバー。詳しい情報をゲットした。

○エメス石(アイテム)
8:薔薇色の貴石。光をあてると赤いゆらめきが生じる。別名“ドラゴンズ・アイ”。
  小国家エメスなどで少量採掘され、高値で取引される。小粒でも1万ガメル以上。
12:炎の精霊力を中和する効果があり、古代王国では護符のマテリアルとして珍重された。
  また、薬石として砕いて服用すると、炎の精霊力の乱れ(病気)をたちどころに癒す。

[途中の旅(伏線よ永遠に)]

さっそく旅立つ冒険者パーティ。
女性3名、男性1名の珍しい構成だ。

道中は虎も出ず、天候にも恵まれて順調……。
かと思いきや、「レンジャー+知力ボーナス」の判定でアンシーがファンブル!

地鳴り・虎の足跡・襲われた隊商など、さまざまな伏線は死没した(ちーん)。
……やっぱり出しておけばよかった。GM反省。