ソードワールドRPGリプレイ「黒き竜の封印」
【シーン6:反撃の準備】
GM:さて、追いかけられるのに飽きた頃でしょう。
セレン&住民は病気の影響を受けつつも、一応は平静です。
本日昼ごろ、残存する騎士団の代表者がこっそり神殿を訪問予定。
牙の団の捜索はおとなしめ。
……その実、神殿の様子を窺う連中がいたりするのです。
※冒険者レベル+知力ボーナスで目標値12。
成功すると偵察班に気づく。
ハーモニースノゥ:私は、騎士の方&セレンとお話があるのですが…
みんなはどします?
アンスリウム:助ける、ってことで採掘場いき〜
実際にいきなり助けられるかはともかく。
アラン:私も採掘場へ
ティシア:(ころころ)偵察班に気づいたので、ちょっと動くにはアレかなぁと。
セレンを狙う(いや、我々もか)一団の追跡班が居る以上は神殿で護衛に回ると言うことでよろしくです。
ハーモニースノゥ:こっちに来てる追跡者何人?
GM:大幹部ぽい盗賊(杖持ち)+雑魚っぽい傭兵2名(鋲レザー)
#アンシー&アランを追ったため、人数が減ってます。
偵察に徹している模様。手は出してこない。
ハーモニースノゥ:ふむ…警戒だけしていて、放置で良いか…
GM:では、先に神殿の方を処理しましょう。
[ラーダ神殿〜騎士団の生き残り]
時刻は昼過ぎ。
奥の間で待っていると、礼拝参加者を装った騎士代表が来ます。
セレンの無事を大いに喜び、ティシア(鎧武者が序列高いらしい)に最敬礼。
彼らがいうには
・奇襲で散り散りになった騎士団は山中に再集結。騎士従者総勢30人。
・牙の団は街を支配した油断で、士気も下がっている。
・旗頭たるセレン様が戻ったいま、すぐにも反撃に移る。
・敵が奇襲に用いた破壊の魔法は、暗黒神の力と思われる。(すげー憶測っぽく)
騎士「しかし!一丸となった我らは不退転!」
副団長「破壊の魔法など正面から粉砕いたします。どうぞ総攻撃のご命令を!」
かなり誤った方向に血気盛ん。
ハーモニースノゥ:血気盛んですか…ならば、水を差しましょうかね。
「セレン…今の貴方の身体では、戦うなど無理というのは、ご自身で良く御分かりと思います…御自重を…」
「それと、騎士様方…、魔法の力は正面から…でなんとかなる程、甘い物ではありませんよ」
「貴方達騎士団が倒れたら、民衆を誰が護るのですか…」
GM:セレンは思慮深げにうなずく。
「はい。戦いにはまだ準備が必要ですよね。今少し敵(牙の団)の力を見極めるべきでしょうか」
騎士団も、魔法に不慣れな現状を自己認識した。
「むぅ、では我らはいかにすればよいのでしょう?」
「魔法に対抗する、あるいは妨害する手段があれば……」
ティシア:病の治療に向けての儀式の準備をしておきます
魔法に対抗する手段はバトルソング・・・じゃ、ダメですよね。
GM:おおっ
神聖魔法に着目したので、ほぼ正解ッス。
解答例は《ヒート・プロテクティブサークル》でした。
範囲支援魔法がかかれば百人力ッスからね。
騎士団の面々は「ま、まさか神聖魔法の使い手で!?」
「その若さで司祭級の加護を与えてくださるか!ありがたい!」と感激至極。
[書庫の捜索]
セレンはハーモニースノゥとティシアに提案する。
「この街には、地下遺跡が点在するのはご存じですよね?」
「詳細な地図が、神殿の書庫にあるはずなんです。
たいした蔵書量ではないので、すぐ調べてみたいのです」
「代々の領主が集めた古文書、書き付けが大半ですけど、何か役に立つ情報があるかもしれません」
★協力するひと、「冒険者+知力ボーナス」で判定どぞー。
目標値は10、13の2段階です。
ハーモニースノゥ:「遺跡の資料…ですか…?そうですね、
貴方達の病を癒す術があるかもしれない…
ヤツラの魔法に対抗すべき術も・・・ね」
(ころころ)達成値13オーバーです
GM:
○資料は共通語ベース(解読できんと困る……)
10:ホコリまみれの古地図を発見。
エメス地下に広がる大洞窟、点在する遺跡、地上への出入り口が判明。
大洞窟最奥の柱に「×」印が打たれている。注釈はない。
#各ブロック間を自由に行き来できるようになった。
13:古地図の束の中から、丁寧な共通語で書かれたメモを発見。
最近書かれたものではない。
「新王国歴290年、火竜の群れが襲来。エルダー種2頭、レッサー種5頭、ほか不詳」
「新王国歴321年、火竜、墜ちた都市で討たれる。騎士の半数帰らず。帰還兵も竜熱に苦しむ」
「同年、妖精族の魔術師、エメス石の効用発見。破片を服用すると炎の精霊力への耐性が得られるもの。重ねて司祭の癒しにて完治す」
「同年、竜の心臓、エメス石の棺に封印、竜殺しの剣とともに埋葬される」
ハーモニースノゥ:なんだか、ある人が脳裏に浮かびましたが…
とりあえずこれで『病の治療法』は確定っと…
『今すぐ用意できるエメス石はありますか?…ありましたら手配を…』
GM:指示が伝えられ、夕刻には小袋ひとつ分あつまる。
少なく見積もって、20人分の治療薬になる。
[採掘場の危機]
町はずれの採掘場(強制労働専用)です。
アンシーとアランが登場
偵察班を撒くことに成功したふたりは、採掘場で大騒ぎを聞きつけます。
大洞窟の一部が崩落し、多数の負傷者が出た模様です。
「生き残りがいる。助け出す」と主張する労働者たち。
「別の坑道で作業再開しろ。ここは閉鎖する」と突っぱねる牙の団幹部。
注意がそちらに集まってるので、いろいろ行動できます。
坑道へ侵入する→「レンジャー+敏捷度ボーナス」目標値8
監視所に侵入し攪乱する→「レンジャー+敏捷度ボーナス」目標値10
こっそり崩落現場で救助活動する→「レンジャー+敏捷度ボーナス」目標値12
※代表者が成功すればOKとします(ユルいマスタリング)
アラン:調査を優先って気もしないでもないけど、事故にあった人をみ捨てられる性格でもないので、救助に向かいたいかな?
何にしてもレンジャーないが…。
アンシーと相談する。
「騒がしいようだが、事故か?…」
アンスリウム:「事故だね。助けにいこう!」(即
(ころころ)達成値15!
アラン:「たしかに、迷ってる場合ではないな」
アンシーの後ろを追うように物陰に隠れて救助へ向かう。
GM:ふたりは物陰に隠れながら移動、土煙がたちこめる崩落現場へ飛び込んだ。
「誰か!生きてる連中がいるンだ!土砂をどけてくれ!」
その声を頼りに生存者たちを発見。土砂と落石をどけ救出していく。
★達成値と同じ15人を救出!
ゴゴ・ゴゴゴ… 何度も何度も、地の底から不気味な震動が響く。
次の崩落が迫るなか、最後の生存者を発見。
鋲付きハードレザーと赤い杖。
牙の団の幹部だ。
利き腕と脚が砕け動けない様子。
「(舌打ち)最期までしまらンな。ツケの清算どきか」
「逃げなよ。ここは崩れるぜ、おちびさン」 ニヤリと笑う
選択肢
1.すぐ脱出
2.トドメを刺してすぐ脱出
3.その他酔狂な行動 崩落しちゃうよ?
アンスリウム:「あきらめちゃだめだ!」
運び出す! アランにも助力要請。
アラン:「清算するなら、生きてしろ」
アンシーに手を貸して、有無をいわせず担ぎ上げて走る。
GM:容赦なく崩落が起きます!
ドザザッ!ドズシャーッ!
ぐわんぐわんと天地が逆転するような感覚。
★危機的状況を切り抜けるために「生存術(レンジャー+生命力B)」の判定が必要です。
アンシーは目標値15で判定してください。
達成値が下回った場合、冒険者は「その差×3点のダメージ」を負います。
冒険者レベルで軽減可能です。
アンスリウム:(出目1と2)……………………達成値9
18てんまいなすぼうけんしゃれべるのだめーじです
あんしー:のこり2
あらん:のこり4
※GMの小部屋
アンシー@ステラさん、割とダイススクリプトとの相性が悪いようです。
GMもドキドキであります。
GM:崩落から辛くも脱出。
大幹部はおどろいてかぶりを振ります。
「おめぇら、なんだって酔狂な……」
「生きて精算しろ、か。至言だな」
「……この街を支配する算段を立てたのは、街の有力者だぜ。そいつが黒幕さ」
「地下に竜の財宝が眠るコトを教え、俺たちに魔法の武器を与えて奇襲の手引きをした」
「……ラーダの老司祭だよ。あんたらをずーっと騙してたのさ」
アンスリウム:「それがあの時の違和感かっ!」
「ゆるさない!」(炎
GM:助けた大幹部曰く。
「黒幕が諫めてはいるが、そろそろファングが本性を現すぜ。
見境なく殺戮をおっぱじめるだろう。
特に満月を見ると……ヤツぁ不死身のバケモノになっちまう」
「とにかく気を付けろよ。俺が言えた義理じゃないがな」
★どっかで聞いたことのある特徴だ。
知識判定(セージ+知力ボーナス)どうぞ。知名度=11を目標値とシマース。
アラン:(ころころ)達成値14
GM:ライカンスロープの特徴を思い出した。
GM:また、大幹部は2つのマジックアイテムをアラン、アンシーに渡す。
- 炎の杖(未鑑定)
- 魔力5で《ティンダー》《ファイアウェポン》《ファイアボール》を使用可能。
ソーサラー以外でも使える。2D6×10点の経験点を蓄積している。
(ロールの結果、90点チャージ) - 不完全な魔剣(未鑑定)
- 必要筋力14。追加ダメージのみ+1。
《エンチャントウェポン》《ファイアウェポン》《ホーリーウェポン》の上掛けが可能。
以上で採掘場のシーンを閉じます。