ブレイド・オブ・アルカナリプレイ「出発と別れと」
【導入ステージ】
●導入1
シーンプレイヤー>レイス
シーンカード>エフェクトス逆位置
登場>不可
GM:貴方は、前回の事件で出会った貴族の娘エリノアと行動を共にしています。
GM:エリノアは兄を亡くした事をもろともせずに、縁のある貴族への嘆願周りに奔走。
GM:ですが、ベルガディッツ家は反逆者として扱われているため、会う人会う人そうそう協力してくれるはずもありません。
GM:中には「そんなことどうでもいいわい、それよりわしの者になれ」などという極悪人もいたり
GM:現在は、フェルゲンにあるオーデン伯爵の屋敷に来ています
GM:ちなみに、オーデン伯爵は40後半ぐらいの渋い中年貴族です
GM:何とか成功させようと、色々な手でエリノアも説得してます
GM:相手もゲオルグを退かせたいという気持ちはあるが、リスクを考えるとやはり遠慮したいという感じです。
エリノア:「お願いです。私に、私にご協力を!!」と平伏しつつも嘆願すると…、
GM:突然エリノアの額の聖痕が輝き、∵紋章∵が発動します。
GM:無意識に発動させた模様です(爆)
GM:あ、[束縛]なしで良いです。演出なので。
レイス:「聖痕の奇跡…ですか…」
GM:その結果…。
オーデン伯:「ふぅ、そこまでされてはかないませんな」
エリノア:「で、では!」
オーデン伯:「協力はしてもいい、だが、今のお話だけではまず貴方の目的を果たすことは難しいでしょう。確固たる証拠がないのですから」
GM:あと、ベルガディッツ家が反乱の疑いをかけられた時、マルガレーテ王妃がその証拠を出した、という話も知ってます
レイス:「あの王妃がですか…」
オーデン伯:「私の知り合いでそのような事に長けておるものがいる。そのものの調査が済むまで、行動を控えてはもらえぬだろうか?」
エリノア:「わ、わかりました。それでは、よろしくお願いします!」」
オーデン伯:「うむ、とりあえず明後日もう一度来てくれ。これから会議なので時間がさけないのだ」
GM:と言ったわけでその場はお開きになる。
GM:明後日、エリノア、クルード(NPC)、そしてレイスは改めてオーデン伯爵邸へ
GM:屋敷の門をくぐったところで……
GM:「ドン!」「ドッカ〜〜〜ン!!」と爆発音がふたつ響きます。
GM:そして、2階の一角から黒煙が…。
レイス:「いったい何事ですっ!?」
GM:屋敷では、護衛の兵やら執事がバタバタしてます。
レイス:「なにがあったのです?」
兵:「そ、それが、ご主人様が、な、何者かに殺されたのです!!」
エリノア:「何故、何故殺されたのじゃ?ここには警備の兵もおったであろう!」
GM:●メイドが昼食を運びにご主人様の私室へ入った所、悲鳴が聞こえた
GM:●それから何かが爆発した音が響いた
GM:●警備兵が入った所、もう一度爆発音が響いた
GM:という情報が混乱の中入ってくる。
レイス:「現場を見てもよろしいでしょうか?」
兵:「は、はい…」
GM:途中で、メイドとプレートアーマー着込んだ警備兵の死体が運ばれていくのを見る。
GM:私室に到着
GM:爆発の影響で、調度品は全部壁に叩きつけられている
GM:そして、オーデン伯爵が絶命しています
GM:黒い杭が心臓を貫き、壁に磔にされている格好です
レイス:「これは……」
GM:レイスは、その杭から邪悪な波動を感じます。
GM:カーネイジやプリズムのものに近い感じ
レイス:「この杭…なにかありそうですね…」
GM:杭は、間もなくぼろぼろと崩壊します。
レイス:エリノアに、杭の欠片には触らないように言います
レイス:「とりあえずは、伯爵の遺体を運び出しましょうか?」
GM:兵の人達と共同で遺体運び出し等は行った。
エリノア:「なあレイス殿、オーデン伯爵はやはり…」と聞いてきます。
レイス:「傭兵伯…でしょうね」
エリノア:「わし……、わしのせいじゃ……」
レイス:「貴女のせいではありませんよ」
エリノア:「でも、わしが伯爵に協力を要請しなかったら…、こんなことには…」
レイス:「遅かれ早かれ放って置けば、傭兵伯に与しないものはああなっていたでしょう」
レイス:「我々にできることは、一刻も早く傭兵伯を倒すことだけです」
エリノア:「じゃが…、じゃが…」悔しさのためか瞳に涙が…。
レイス:「貴女の決意はそんなことで揺らぐのですか?」
エリノア:「………」同やら毅然と言い返せないようです。
レイス:「この程度のことでいちいち心を揺らしていては、闇に打ち勝つことなど到底できませんよ」
エリノア:「わかっておる、わかって…」
レイス:「そんなことで貴女は兄に顔を合わせられるのですか?」
レイス:「ならば、早々に逃げ出すのですね」
レイス:「あとは私が片をつけましょう」
エリノア:「…にげだしはせぬ」
エリノア:「じゃが、どうすれば良いのじゃ!このままではどんなに協力を願っても、今回の二の舞になりかねないのじゃぞ!」
レイス:「とりあえずは、今回の件の犯人を見つけ出すことからはじめましょうか」
レイス:「まさか本人が直接手を下したわけではないでしょう」
エリノア:「犯人を…。そう…じゃな」
レイス:「必ず実行犯がいるはずです」
エリノア:「……わかった。レイス殿、助言感謝するぞ」
GM:では、レオポルトから連絡が来ると言うことで。
レイス:「行ってみましょう」
エリノア:「うむ!」と決意を再び秘めて。
●導入2
シーンプレイヤー>ポルティエー
シーンカード>レクス正位置
GM:新しく移ったブルーダーシャフトの本部です
GM:えらくあわただしくなっています。
GM:構成員の話では、オーデン伯爵が殺害されたらしい
GM:何かしらの手段で侵入して、伯爵を杭で磔にし、駆けつけた警備兵に爆弾を投げた…、そんな話が伝わっています。
GM:また、爆発に巻き込まれたメイドの死体が消え……
GM:しばらくたって伯爵の屋敷から離れた所で見つかったのだが、爆発による傷はひとつもなく、ただ心臓を鋭い剣で貫かれていた……という奇怪な情報もある。
GM:遺体は詰め所に保管されているらしい。
ポルティエー:勝手にこの件とゲオルグは何か関係あると直感を働かせて、詰め所へ行く。
GM:詰め所です。
GM:母親らしき中年女性が遺体を引き取りに来ている。
ポルティエー:引渡しの前に遺体を見ておく。損傷の度合いは?
GM:心臓をレイピアみたいな凶器で一突き、といった感じです。
GM:情報どおり、爆発の衝撃による損傷は全くない。
ポルティエー:母親に犯人の捜索を申し出よう。
ポルティエー:「身分は明かせませんが、本件の捜査員のようなものです」
ポルティエー:「この事件では、お嬢様をはじめ、何人もの命が犠牲になりました」
女性:「娘は、娘は何故殺されたんですか!!」
ポルティエー:「それを究明するためにあなたのご協力を求めたい」
ポルティエー:「まず、お嬢様が亡くなったことは伏せてください。死亡は負傷の間違いとして自宅療養としていただきたい」
女性:「は、はい」
ポルティエー:「おそらくお嬢様は、犯人を目撃したために殺害されたと思われます」
ポルティエー:「犯人を見て、下出したところを追いつかれてと言うところでしょう」
ポルティエー:「お嬢様が生きていると言う話が出れば、犯人は再び現れます」
ポルティエー:「あとでご連絡しますので、この場はお嬢様とお引取り下さい」
女性:「う、ううぅぅ。は、はい。わかりました…」
ポルティエー:で、この場の役人にはギルドからの鼻薬をまいとくと
ポルティエー、恐ろしい冴えを見せる。
ポルティエー:本部に戻ってエリックに芳しくない報告してから、事情を話す。
大兄エリック:「ふむ、俺もその話は聞いた。まさか俺らのシマでこんな大それた真似をされるとはな」
ポルティエー:「勘ですが……調べる価値のある一件かと」
大兄エリック:「うむ、俺もそう思う。殺された伯爵は二日前にあの娘…エリノアと接触している」
大兄エリック:「爆発で死んだ娘の死体は消えて、あとから別な死因で同じ娘の死体が現れた。どう考えても普通ではない。お前はどう考える?」
大兄エリック:「その事実だけ考えれば、最初の死体と次の死体は別のものだと考えられないか?」
大兄エリック:「そして、最初の死体は何故か消えている…。これで考えられることは二つ。誰かが運んだか、もしくは自分で動いたか…だ」
大兄エリック:「ポルティ、自分で動く死体と聞いてどんな奴を想像する?」
ポルティエー:ゾンビ? フィニスか?
ポルティエー:「……わかりません」
大兄エリック:「俺は、生きているのに死んでいると見せかける事ができる奴を知っている」
大兄エリック:「……クレアータだ。一部のものだがな……」
ポルティエー:が〜ん、が〜ん、が〜ん……
大兄エリック:「そう考えれば、同じ娘が後から死体で発見されることも、あっさり貴族の屋敷に潜入できた理由も説明できる」
GM:とそんな所で「大兄、失礼します!」と構成員が入ってくる。
構成員:「ボロボロのメイド服を着た女が西へ行くのを見た奴がいました!」
大兄エリック:「当たりか……」
大兄エリック:「ポルティ。この事件、奴も一口かんでいる可能性が高い。支部と連携し、ありったけ聞き出して、粛正しろ」
ポルティエー:「承知」
●導入3
シーンプレイヤー>ドミティウス
シーンカード>ステラ正位置
場所>ザルバド子爵の治める街・フォトンブルグ
GM:あなたは現在、フォトンブルグという街に流れ着いています。
GM:小規模の街です
GM:現在の季節は秋も真っ只中なので、街では収穫祭が行われています。
GM:ふと懐かしい記憶を思い出します。
GM:この街の近くで力尽きたところ、ある女性に助けられたことがあります。
GM:女性の名前はメイレス。20前半でいつもメイド服を着ていました。
ドミティウス:(ああ、この街にはそういえばメイレスさんが居ましたね)
ドミティウス:(あの人はどうしているでしょうか?)
ドミティウス:彼女の所在とかは聞いてませんか?
GM:あまり詳しくは話したがらなかったですが、領主のメイドをしていたはずです。
GM:さて、ドミティウスが街を歩いていると、偶然にもあなたが先ほど懐かしんでいた人が、屋台で買い物をしております(ニヤ
ドミティウス:「お久しぶりです、メイレスさん。その節はお世話になりました」
メイレス:彼女はゆっくりと振り向く
メイレス:しかし、その瞳は何故か、感情がなく、空虚な感じを受ける。
ドミティウス:ヘンですね?まえはもっと生気と優しさに満ちていた気が
メイレス:「貴方は……ドミさん! お久し振りです」と穏やかながらも明るい声で答えます。
メイレス:今度は、瞳に喜びの感情があふれている。
ドミティウス:「お久しぶりです。何か有ったのですか?」
メイレス:「……いいえ、何も」とさらっと流す
ドミティウス:「…そうですか…」その言葉には疑わしげな視線を向けておきます。
メイレス:「ところで、ドミさんは何故ここに?」
ドミティウス:「ただ放浪していたら偶然たどり着いただけですよ」微笑みながら
メイレス:「そうなんですか。それなら、私と市場を見て回りません?」
ドミティウス:「いいですね。荷物、お持ちしましょう」
メイレス:「(微笑みながら)ありがとうございます」
GM:そして二人は市場の中へ…、といったころでシーンエンド。
●導入4
シーンプレイヤー>ヴィンセント
シーンカード>ウェントス正位置
GM:ヴィンセントはノエルに呼び出されて、町の酒場にいます。
ノエル:「お久し振りです。ヴィンセント」と軽装で現れます。
ヴィンセント:「どうした、今日はどんな用事だ?」
ノエル:「ちょっと少々王都を離れる用事があるので、護衛としてついてきてほしいなと思いまして」
ヴィンセント:「護衛? 俺なんかが居なくてもおまえなら大丈夫じゃないのか?」
ノエル:「そうはいっても一人というのは心細いものですよ」
ここでジェラルディンが登場。
外見は「お嬢様」風。ベールと帽子、長手袋。
その正体は貴腐の子(エーデルフォイレ)である。
ジェラルディン:ノエルの後ろから、ヴィンセントに視線を向ける。
ヴィンセント:「そうまで言われると断れないな、分かった。それでそちらは?」
ジェラルディン:「私はジェラルディン・ビンゲンブルグ。ノエルと親しくさせていただいてます」
ノエル:「彼女にも同行をお願いしています」
ジェラルディン:「女性だけでは不案内ですから」 軽く笑う
ヴィンセント:「ヴィンセントだ、まあ傭兵みたいな事をやっている。よろしく」
ヴィンセント:「まあいいや、詳細を教えてくれ」
ノエル:「実は…、」といってノエルは語り出します
GM:●ここから1週間ほど離れた所にフォトンブルグという街がある
GM:●そこの領主・ザルバド子爵が重病にかかったため見舞いに行く
GM:●ザルバド子爵は先日何者かに殺されたオーデン伯爵と交友が深かった人物
GM:●そこらへんの話を聞く、という目的もあるらしい
ヴィンセント:オーデン伯爵殺害事件は知っていてOKなのかな?
GM:爆発で死んだメイドの死体が消えた、同じメイドの死体がほぼ無傷で別の場所から現れた。どうなってんだ?ってぐらいか。
ヴィンセント:らじゃ
ジェラルディン:「心強い護衛もいますし……。安心してよさそうです」 とヴィンセントを見て微笑む。
ジェラルディン:「では、めいっぱいお洒落をしてまいりましょう。鎧は似合わなくてよ?」>ノエル
ジェラルディン:礼服やアクセサリーをたくさんもって旅行に行こう。ノエルが心配する勢いで。
ノエル:「では明日の早朝出発しますので、準備をしておいて下さい。では」と言ってノエル退場
ジェラルディン:見送る。
ジェラルディン:……で、人が変わったよーに冷たい視線でヴィンを観察。
ヴィンセント:「なにか?」
ジェラルディン:「……信用できるのかしらね?」
ジェラルディン:腰のモノは魔剣でしょ?
ヴィンセント:この二重人格やろーとかおもいつつ、「いちおうな」
ジェラルディン:「魔剣に踊らされない人間であればいいわ」
変な緊張感を漂わせつつシーンチェンジ。
いよいよ役者がそろい、展開ステージへと進む。